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【節分の豆まきやひいらぎいわし】子どもに由来を分かりやすく!

節分 子どもに由来 パネルシアター

みなさんこんにちは
『こっこ先生のあそびば』へようこそ!

「鬼は外!福は内!」
こんな子どもたちの元気な声が聞こえてくる季節になってきました。

2月3日は節分ですね。
今回は、保育や家庭で節分の豆まきやヒイラギいわしの由来や意味を子どもに分かりやすく伝えるための記事です♪ぜひ、参考にしてみてくださいね.




節分はなぜ2月なの?

そもそも、節分はなぜ2月に行われるのでしょうか。

少し難しい話になりますが、保育・教育活動に節分を取り入れるなら、知っておいたほうがいいですね♪

節分の成り立ちを知ろう!

節分の由来

「節分」とはもともと季節の変わり目で、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言います。季節の節目、分かれ目という意味で「節分」と呼ばれるんですね!

さらに、昔の暦では、春から新しい年が始まったため、いつからか立春の前日だけが節分となりました。春への折り目、として3月の3日か4日ごろに行なわれています。

カレンダーを見てみましょう。その年の「立春」の前日が「節分」とされていますよ!

節分の起源は古く、706年文武天皇のころまでさかのぼります。そのころ、疫病が流行し、農作物も不作が続き、多くの死者がでたそうです。

そこで文武天皇は、国民の平和や安全を祈って、お経を読み仏に祈りました。さらに、悪い病気や不作を鬼のしわざとして、儀式を行ない追い払った、とされています。

この儀式が節分で鬼に豆をまく慣習となった、と言われています。

なんで豆を投げるの?

それでは、なぜ鬼に向かって豆を投げるのでしょうか。節分の豆は「魔滅」や「魔目」などという漢字を当てられます。ただの語呂合わせだけではなく、「魔=鬼」、「滅=滅する,追い払う」「目=目に投げる」などの意味があります。大人はなるほど~💡と納得できますが、漢字を知らない子どもたちにはどのように説明するのがいいのでしょうか?

ここでは、子どもに語り掛けるように書いてみました。行事やクラスでのお話の参考にしてみてください。

豆まきの由来と意味

節分 由来

T:節分には、豆まきをするけれどなぜ豆まきをするか知っていますか?
T:それは、昔むかしのお話です。京都にある山の奥から鬼がやってきて、みんなの住んでいるところを荒らしたそうです。その時に、鬼を追い払うのに豆まきをしたそうです。

T:では、なんで豆を投げたんだと思いますか?お米でもいいよね、お野菜もいいかも!
C:だめだめ~笑
T:(^^)そうなんです。豆じゃないといけない理由があるんです。豆の「ま」は悪い鬼のこと。豆の「め」は追い払う、ということ。つまり、「ま」「め」で・・・
C:鬼を追い払うってこと!
T:そう!それから、豆の「め」はみんなにもついている目という意味もあるの。鬼の目に投げるという意味なんですって。

T:ちなみに鬼に投げる豆はカラカラカラ~と焼いたものを使います。これはなんでだと思う?
C:??
T:焼いた豆はとっても熱いんです。あつあつの豆が鬼は苦手なんですって!

自分の中の鬼も退治しよう!

園や家庭で豆まきをする時に、鬼の役はだれがしますか?先生やおうちの方が多いのではないでしょうか。節分の豆まきは無病息災を願い行なうものですが、自分自身を振り返るいい機会だと考えてみましょう。

子どもたちに「みんなの中にいる鬼はどんな鬼?」と聞いてみましょう。

特に5歳児は「けんか鬼」や「泣き虫鬼」などのありきたりな答えだけでなく、「弟にお菓子あげない鬼」「寒くて動かない鬼」「お母さんの言うこと聞かない鬼」など…ついつい「まさに!」と言ってしまいそうなほど適確な答えが返ってきます。
5歳児の自己分析…あなどるなかれ…

こっこ先生は鬼の絵のそばにその子が言った「〇〇鬼」を書いて掲示していました。おうちの人がお迎えや参観日などで見て、「自分で分かってるんですね~」と大笑いするのは毎年のことでした。

このような質問をした後に「自分の中の鬼もやっつけよう!」と言って、お腹や背中などに豆を投げてもらいましょう。「◯◯くんの中の~鬼がいなくなってよかったね!」という言葉も忘れずに掛けましょうね✨



ひいらぎいわしってなに?

ひいらぎいわしは、柊の小枝の先に焼いた鰯の頭を刺して作ります。西日本では、「焼嗅(やいかがし)」「やっかがし」「やいくさし」「やきさし」などと呼ばれる地域もあるようです。

実はこっこ先生、保育の仕事をするようになって初めて「ひいらぎいわし」のことを知りました(^^;)家でこのような習慣がなかったのです。

子どもたちの中にも、家庭でしていないから、日本の風習を知らずに大きくなってしまう子どもがいるはずです。幼稚園や保育園、こども園、支援センターなどの教育、保育、療育機関では、昔ながらの風習に触れる機会を大切にしたいものですね。

ひいらぎいわしの由来と意味

T:これは「柊鰯(ひいらぎいわし)」と言います。この木は柊(ひいらぎ)と言う木で、鬼が苦手な木なんですって!なんでだと思いますか?ヒントは葉っぱ!
C:トゲトゲだ!
T:そう!柊の葉っぱがとげとげしているから、鬼が寄ってこないんですって!

T:それからこの魚は鰯(いわし)という魚です。この魚も鬼は大の苦手!なんででしょう?(分からなければ、におって臭そうな表情をする)
C:臭いからじゃない?さっきにおったよ!
T:そうなんです。この、鰯の頭はとっても臭いの。鬼はこのにおいが苦手なんです。

T:節分にはこの柊鰯を作って、家の玄関に飾っておきます。悪いものが家の中に入らないようにね!

「ひいらぎいわし」おすすめの環境構成

保育室の前にひいらぎいわしを準備しておきます。朝、登園した子どもたちは「これなぁに?」と興味もつでしょう。

そこで、子どもと一緒にひいらぎの葉のとげをそっと触ってみたり、鰯のにおいをにおってみたりしてみてはいかがでしょうか♪

きっと、「これなら、鬼は◯◯組の部屋に入って来ないね!」と納得するはずです(‘ω’)ノ

なんで恵方巻を食べるの?

毎年楽しみな恵方巻!この風習は一部の地域で続いていたものなんですって。

では、なぜ現在は全国で知られるようになったか。実は1998年にとある大手コンビニが「丸かぶり寿司 恵方巻」という名前で全国販売したことで、この風習が日本各地へと広がったそうですよ。

恵方巻の由来と意味

節分 由来

T:(絵や写真などを見せながら)みなさんは、こんな巻きずしを知っていますか?
C:知っているよ!/前食べたよ!
T:節分に食べる巻きずしのことを「恵方巻(えほうまき)」と言います。

T:恵方巻の「恵方」というのは、方角のことです。福をもっている神様がいる方角を恵方と言うんです。今年は、あっちの方向に(その年の恵方を指さしながら)神様がいるんですって!
C:わぁ(^^)
T:神様は毎年動いちゃうから、恵方も毎年変わるんです。ちなみに今年(2019年)は東北東という方角です。来年はどこになるかな(^^)?

T:節分の日には、病気やケガがありませんように(無病息災)、お仕事がうまくいきますように(商売繁盛)、というお願いをしながら恵方を向いて、恵方巻を食べます。
T:この時に気をつけること!それは・・・もぐもぐ食べていて・・・「あっやっぱりお肉も食べようっと!」と途中で恵方巻を食べるのをやめてしまったら、いいことが逃げていってしまうんです!
C:ひぇ~
T:しっかりと神様にお願いをしながら、一気に食べてしまうといいそうですよ!でも、急いで食べて喉につまらせないようにね。

楽しみな節分♪

私たち大人も節分の由来や意味をじっくり理解することができました。なんだか節分が楽しみになってきましたね。

クラスや園全体の行事で子どもたちに話す時には、実際の物があるのが一番分かりやすいですね。さらに、先生の動作や表情などでも子どもに由来や意味を伝えることができます。

実物が準備できない場合は、ペープサートやパネルシアターなどを使ってもいいでしょう。特に、行事で大勢の子どもがいる場ではパネルシアターがおすすめです♪規模に合わせて適切な大きさのものを準備しましょうね。

「でも、もう節分まで時間がない!
パネルシアターなんて今から作れない」
そんな方には、印刷できるPペーパーをおすすめします!パソコンからイラストを印刷するだけでできちゃうんです°˖✧

楽しい節分になりますように♪

それではみなさん、
さよならあんころもち またきなこ

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